今年の司法試験の結果が発表されました。
◆司法試験合格者なお低迷 予備試験組は好調 http://www.nikkei.com/article/DGXNZO59556950R10C13A9CR8000/
法務省は10日、2013年の司法試験に2049人が合格したと発表した。昨年より53人減。受験者が減った影響などで、合格率は26.8%と前年より1.7ポイント上昇した。法科大学院を修了しなくても受験資格が得られる「予備試験」経由では120人が合格。合格率は7割を超え、平均を大きく上回った。
(13.09.11 日本経済新聞)
法科大学院 合格者数 合格率 昨年度合格者数(順位) (予備試験 120名 71.86% 58名) 1)慶應義塾 201名 56.78% 186名(3位) 2)東京 197名 55.18% 194名(2位) 3)早稲田 184名 38.41% 155名(4位) 4)中央 177名 40.05% 202名(1位) 5)京都 129名 52.44% 152名(5位)
かつては、東大と中大がトップ争いを演じていましたが、新司法試験制度に移行して、最近は様相が変わってきています。早慶が躍進し、法科大学院別に見ると、今年は合格者数、合格率ともに慶應義塾がトップ。
しかし、本当の合格率トップは予備試験組。現行制度の「原則」組(法科大学院出身)を「例外」組が上回ったいびつな状況です。
2013年9月11日 <10:48 > 田中良幸 |