相続税の課税割合が9%台に

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毎年12月、国税庁から相続税の申告実績が発表されます。

この度発表されたのは、令和3年分です。

◆令和3年分 相続税の申告事績の概要
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2022/sozoku_shinkoku/pdf/sozoku_shinkoku.pdf

【課税割合】 = 課税対象被相続人数/被相続人数

相続税は、平成27年に大きな改正がありました。基礎控除が4割カットという増税でした。

~平成26年  5000万円 + 1000万円 × 法定相続人数
平成27年~  3000万円 +  600万円 × 法定相続人数

この影響は大きく、課税割合は4%台から8%台へと、およそ倍増したのです。

その後、都市部を中心とした地価の高騰が続き、コロナでやや足踏みをしたものの、課税割合は上昇を続け、初めての9%台に乗りました。

それでも、100人中10人に足りません。相続税は、財産を残したエリートだけがお世話になる税金と言えます。