脱税に絡む「士」業者の逮捕・告発報道が相次ぎます。
脱税は、誰がやってもいけないことですが、国家資格を得て、法律に従って国民を指導すべき立場の「士」は、特に襟を正さないといけません。
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■2億5000万円脱税・××容疑者を逮捕 逃亡先フィリピンから帰国
所得税約2億5000万円を脱税したとして、所得税法違反などの容疑で大阪地検特捜部が逮捕状を取っていた元大阪府議の弁護士、××××容疑者(64)=大阪弁護士会=が10日夜、逃亡先のフィリピンから強制送還されて帰国、関西空港に到着した。特捜部は同日、同法違反と国税徴収法違反(滞納処分免税)の疑いで逮捕。「弁解することはない」と容疑を認めているという。今後、出入国管理法違反など余罪も追及する。
調べでは、××容疑者は平成18年、日本料理店「多幸梅」の本社ビル(大阪市)の建物の転売にかかわり、約7億円の報酬を得たにもかかわらず所得を申告せず、約2億5000万円を脱税。これと別に所得税約3億5000万円を滞納していたため、差し押さえを逃れる目的で自身が関係する会社名義の口座にこの報酬を隠した疑い。隠した報酬は借金返済や投資に使ったという。
(08.12.10 産経)
■脱税事件で偽の意見書、容疑の税理士逮捕 東京地検
顧問先の会社経営者の所得税法違反(脱税)事件の公判前整理手続きで、他の税理士名をかたった偽の意見書を証拠として検察側に提出したとして、東京地検は11日までに、東京税理士会所属の税理士、××××容疑者(56)を証拠偽造などの疑いで逮捕した。 調べによると、××容疑者は今年9-11月、自分が顧問を務める会社経営者が所得税法違反の罪に問われた事件に絡み、検察側の税額の計算方法を批判する内容の意見書を他の税理士名で作成。11月20日に東京地裁で開かれた公判前整理手続きの際、偽の意見書を経営者の弁護人を介して検察側に証拠として提出した疑い。
(08.12.11 日経)
■認定司法書士、9千万円脱税容疑 債務整理の報酬隠す
多重債務者の過払い金返還請求訴訟など債務整理問題に取り組んでいた司法書士が報酬の大半を申告せず隠していたとして、東京国税局から所得税法違反(脱税)容疑で東京地検に告発されたことが分かった。隠した所得は約2億4千万円に上るとみられる。
告発されたのは、東京都港区に事務所を開いている××××司法書士(38)。取材に対し、「既に修正申告している」と話している。
××司法書士は金融機関に5口座前後を自分の名義で開設し、金融業者からの返金や顧客からの報酬を分散して受け取っていた。しかし、このうちの1口座分しか申告の対象にしていなかったという。隠した所得は07年までの2年間で約2億4千万円で、脱税額は約9千万円に上るとみられる。
(08.12.12 朝日)
2008年12月13日 <5:00 > 田中良幸 |